この度、法律事務所S横浜オフィスに入所いたしました弁護士の加藤修一と申します。
私は、神奈川県内の法律事務所に１０年以上勤務し、訴訟対応のほか、破産等による事業の清算、財産管理に携わってきましたが、その中で、もう少し早い段階で法的な対処をしていたら結果が違っていたのではないかと感じることが多くありました。
そして、大きくなった紛争や法的問題の解決だけではなく、それが発生・拡大する前に対処することへの支援をしたいと考えるようになりました。
また、弁護士の業務では何かを「終える」場面での立会が多くなってしまいますが、何かを生み出し発展させていく場面にも立ち会ってみたいという気持ちも持つようになりました。
その頃、丁度ご縁があって二つの業種（投資運用業、人材サービス業）の会社での社内業務に携わることができました。
会社内部での業務を通して、それまで弁護士として相談を受けて事件を受任していた時にはあまり見えなかった、問題が発生から拡大していく過程や、解決策がどのように組織内部でどのように伝わり、実行されていくかを直接目で見ることができました。
また、問題が発生した段階では法的問題につながるものという認識がなされなかったため、その段階で相談したアドバイザーに法的知識がなかったり、別の思惑を含んだ回答がなされたことにより、適切な解決がなされず問題が拡大してしまうようなことが意外に多いことも実感しました。
以上の経験を踏まえ、問題が拡大しないうちに早い段階で気軽に相談を受けられるようことを第一としたいと思います。
そして、社内体制の整備、契約書の作成、行政対応などに関する支援を行い、社内不祥事、法的紛争などの問題の発生、拡大を抑制に取り組みます。さらに、金融商品取引業に関する法務に携わった経験を活かし、資金調達に関する問題にも対応できるようにして、総合的な法的問題の予防に取り組んでいくことが私の目標です。
これからどうぞよろしくお願いいたします。