法律事務所Sに司法修習生が来ます。

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弁護士の末広です。

本日、当事務所の瀬野弁護士のもとに司法修習生1名が配属されました。

司法修習生、という名称を聞いたことはありますでしょうか。
司法試験合格者は、法曹(裁判官、検察官、弁護士)となる資格を得るために、約1年間の司法修習をします。
修習期間中、司法修習生は、座学を中心とした集合修習と、法曹三者の実務を学ぶ実務修習の大きく2つの柱からなる修習を受けます。
実務修習では、裁判所・検察庁・弁護士事務所に配属され、裁判官・検察官・弁護士各々の立場から実務の研鑽を積みます。
教科書や参考資料と延々と向き合い、理屈としての法律を学んできた元受験生である司法修習生にとって、実務修習は、法律実務の世界にしっかりと触れる最初の機会になります。
ちなみにあまり知られていませんが、司法修習の最後には、司法修習生考試と呼ばれる国家試験があります。1日当たり7時間半の論文試験が、中1日の休みを挟んで5日間続く過酷な試験です。司法試験が終わったのにまた!?という意味合いで、通称「2回試験」と呼ばれています。

司法修習時代というのは、大多数の法曹にとって、法曹としての土台を作ってくれた、法曹人生の中でも良い思い出に満ち溢れた時間です。
その恩もあり、我々法曹たちは、司法修習生を見ると頼まれなくても色々と面倒を見たくなってしまうのです。
司法修習生が来ると決まった瞬間から、事務所一同、今日までワクワクした毎日を過ごしてきました。

当事務所には個性豊かな弁護士が在籍しておりますので、司法修習生には、弁護士たちから様々なスタイルを学んで、自分らしい法曹スタイルを身に着けてほしいなと思います。
また、私自身がそうであるように、弁護修習の思い出が、今後の長い法曹人生を支える精神的支柱の1つになってくれればと願うばかりです。
指導担当の瀬野は責任重大ですね(笑)

さて、そういうわけですので、本日からしばらくの間、当事務所でのお打ち合わせやご相談に際して司法修習生が同席することがあるかもしれません。
その際は優しい目で見守って頂けますと幸いです。
(司法修習生は、弁護士と同レベルの守秘義務が課せられておりますのでどうぞご安心ください)

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ご質問があれば、こちらからお気軽にお問合せください。
どうもありがとうございました。

2022-02-10 | お知らせ